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4割以上が「看護師をやめたい」
国立大学附属病院の看護師を対象とした数年前のアンケートでは、看護師のうち40%以上が「やめたいと思う」と言っていたそうです。「いつもやめたいと思っている」という看護師と、「たまにやめたいと思うことがある」という看護師を足すと40%以上。
「一度でもやめたいと思ったことがある」という方は8割を超えていたといいますが、これはどんな仕事でも一緒かもしれませんね。
看護師は、実際には離職率が15~20%程度と言われていますので、その半分近くが実際にやめていくということになります。そして、別の病院に移って同じ看護師としての仕事を続ける人も相当数いることでしょう。
看護師を「やめたい原因」は?
一般的には年収も少し高めとされる看護師ですが、それでもこれほど「やめたい」という人が多いのにはそれなりの理由があるようです。
たったひとつのミスが人命にかかわるという責任感とそれに伴うストレス。日勤と夜勤の繰り返しでリズムがつかめず、自分の体調管理がうまくいかなくなるという人もいるでしょうし、病院の旧態依然としたシステムでの勤務が合わないという人もいます。
「人間関係」についても様々で、単純ないじめや正看護師と准看護師の間のねたみ・そねみが生むものもあります。男性の医師と不適切な関係になり、それが原因で病院を追われてしまうというケースも少なくありませんし、患者さんとうまくいかなかったのが、やめようと考えたそもそものきっかけだったという看護師さんもいます。
そうでなくても、いつ自分が患者さんの病気を受け取ってしまうかというリスクが常について回ります。風邪のようなちょっとしたものから、重大な感染症が問題となるケースまで様々です。
看護師の退職理由No.1は?
このように、労働もその環境も過酷な看護師ですが、その退職理由の上位を調べてみました。
第1位:忙しすぎる(有給も消化できない、サービス残業が多すぎる)
第2位:お給料が低い
第3位:人間関係
以外にも、お給料が低いというのが上位です。
ただ、実際に話を聞いていくと、「こんなに過酷な環境での仕事なので、もう少しもらわないと割に合わない」「時間外で求められる仕事(学会への出席など)が思った以上に多く、納得がいかない」「自分の時間もろくに持てないのに、他の職種の人と対して給料が変わらない」など、実際にはもらっている給料とお仕事の比率から、「納得がいかない」ということのようです。
看護師「いつでも復帰できる」
退職した看護師さん、また退職直前の看護師さんに聞くと、多くの方が「またいつでも復帰できると思っている」と答えます。どの病院でも看護師不足に悩んでいますし、キャリアのある看護師さんは向こう何年か仕事に困ることは確かにないでしょう。
逆に、「仕事を辞めてから、看護師は思った以上に給料が良かったことに気付いた」という人もいるようです。働いているときは過酷で給与に納得がいかないが、退職して落ち着いてあたりを見渡してみると、気づくことがぼちぼち出てくるというのも確かなようです。




